「支援に国境はない」那覇・HelpOki訪問記
先日、那覇にある支援団体「HelpOki」を訪問し、スタッフの方々から現場の声を直接聞いてきました。 その中で感じたのは、支援の現場がいま、静かに、でも確実に“非常事態”に向かっているということです。
📈支援を求める人が、倍々で増えている
HelpOkiでは、毎月一度の食糧配布を行っています。 先々月は100人、先月は200人が列をなし、今月はさらに増える見込みだそうです。 この状況を知ってもらいたいという思いから、スタッフの方が現場の動画を撮影し、私に送ってくれることになりました。 編集して、できるだけ多くの人に届ける予定です。
🍜英語表記の壁と、支援物資の偏り
米軍からの食糧支援は量としては豊富です。 しかし、英語表記の缶詰や食品は「何が書いてあるかわからない」と敬遠されがち。 一方、日本語表記のカップ麺やパックごはんは、あっという間に品切れになります。
この“言語の壁”は、支援の現場では命に関わる問題です。
🧥支援への誤解と、見えない活動
米軍由来の古着や日用品を販売していることに対して、「それって受け入れていいの?」という声もあるそうです。 中には“米軍アレルギー”とも言える感情を持つ人もいて、支援活動そのものに誤解が生じています。
スタッフの方が強く語っていたのは、「活動の中身を知らない人が多すぎる」ということ。 だからこそ、もっと多くの人に、HelpOkiが何をしているのかを知ってもらいたい。 その思いに、私も深く共感しました。
🌍支援に国境はない。人種よりも、人間であること
今回の訪問で強く感じたのは、「支援に国境はない」ということ。 人種や出自よりも、まず“人間であること”が支援の根底にある。 誰かを助けるという行為は、もっともシンプルで、もっとも尊い人間の営みです。
この支援活動を、もっと多くの人に知ってもらいたい。 理解してもらえる人を、一人でも多く増やしたい。 時間はあまりありません。今、スピードが求められています。
🤝沖縄の支援団体に必要な“横のつながり”
最後に、もうひとつ大きな課題が見えてきました。 沖縄にはHelpOki以外にも支援団体があるそうですが、団体同士の横のつながりがほとんどないとのこと。 これは、近い将来必ず解決すべき課題です。
支援の輪を広げるには、団体同士の連携が不可欠。 それができれば、もっと効率的に、もっと温かく、支援が届くはずです。
このブログを通して、少しでも多くの人に「支援の現場」を知ってもらえたら嬉しいです。 動画が届き次第、編集して公開しますので、ぜひご覧ください。